• クルクミン

    ウコン(ターメリック)に含まれる天然の黄色色素であり、ポリフェノールの一種。抗酸化作用や抗炎症作用が強く体内の炎症を抑え、関節痛や自己免疫疾患の予防にも役立つとされる。また、老化の防止やがん予防に寄与する可能性も研究されており、脳内の神経成長因子(BDNF)に影響を与えるとされ、認知機能や記憶力の維持に役立つ可能性も示唆されている。

  • ボスウェリア

    インドやアフリカ原産の樹木で「インド乳香」とも呼ばれる。ボスウェリアに含まれるボスウェリック酸には、炎症を引き起こす酵素(LOXやCOX)を抑制する作用があり、関節痛や関節炎、リウマチ性疾患などの症状緩和に有効とされる。また消化器への負担が少なく、腸内環境の改善にも寄与し潰瘍性大腸炎やクローン病といった腸疾患に役立つとされている。

  • ケルセチン

    ポリフェノールの一種で、フラボノイドとしても知られる天然の抗酸化成分。特にタマネギ、リンゴ、ケール、ブロッコリー、ブドウなどに豊富に含まれ、免疫サポートや老化の抑制、細胞の健康維持が期待される。ケルセチンはヒスタミンの放出を抑制する作用もあり、アレルギー症状の軽減に寄与するため、花粉症やアレルギー性鼻炎の補助療法としても人気が高い。

  • 生姜

    生姜の主要成分であるジンゲロールには抗炎症作用があり、体内の炎症を抑える働きがある。そのため関節痛や筋肉痛、運動後の筋肉の炎症を緩和するのに役立つ。また生姜は消化を促進し、消化不良や胃のむかつき、膨満感の緩和に有効。腸の動きを活性化させ、便秘解消にも役立つ。抗酸化作用もあるため風邪やインフルエンザなどの感染症に対する抵抗力を強化するほか、体内で発生する活性酸素を除去し、細胞の老化を防ぐ働きがあるとされる。

  • プロメライン

    パイナップルの茎や果実に含まれる消化酵素の一種で、主にタンパク質を分解する「プロテアーゼ」という酵素のグループに属する。抗炎症効果があり、特に関節炎や筋肉痛、鼻炎などの炎症症状の緩和に役立つとされる。タンパク質を分解する酵素であるため、消化を助け、胃腸の働きをサポートする効果があり、消化不良や膨満感の改善にも寄与する。

  • パパイン

    パパイヤに含まれる天然の酵素で、主にタンパク質を分解する働きを持つ「プロテアーゼ」という種類の酵素に属する。タンパク質分解酵素であるため、胃腸の消化をサポートし、消化不良の改善や胃腸の負担軽減に役立つ。また炎症を抑える効果があり、筋肉痛や関節の炎症を緩和する。

  • バイオペリン

    黒コショウ(ブラックペッパー)に含まれる天然のアルカロイド「ピペリン」を主成分としたエキス。サプリメントにおいては栄養素や他の成分の吸収率を高める目的で広く使用されており、特にターメリックやクルクミン、ビタミンB、コエンザイムQ10などとの組み合わせで効果を発揮する。消化管の細胞に働きかけ、栄養素の吸収を高めることが分かっており、他の栄養成分が体内でより効率的に利用されるのをサポートする。また一部の研究では、バイオペリンが代謝を促進し、エネルギー消費を増やす効果があるとされている。